あなたは「テレクラ」を知っていますか?
インターネットで出会い系サイトやアプリが全盛期の今、わざわざ電話で女性と話す「テレクラ」は時代遅れに思われるかもしれません。
今、テレクラはどんな変化を遂げ、どんな楽しみ方があるのか調べてみました。
今回は、テレクラを使用する目的と楽しむためのテクニックを徹底解説します。
初めて利用しようと考えている人は、参考にしてくださいね。
テレクラってなに?|テレクラの歴史
テレフォンクラブの略
テレフォンクラブは、1985年に風俗営業法が改正されたのち、女性との会話を電話で斡旋するお店として登場。
通称「テレクラ」と呼ばれ、男性が個室で女性からの電話を待ち、会話を楽しむためのお店。
基本的には、個室にティッシュペーパーが設置されていてテレフォンセックスに興じる場所ですが、女性と交渉して店外でのデートやセックスが行われることも。
そのため、売春の温床と言われ、未成年の少女が補導されるなど事件が相次ぎました。
2002年に再び風俗営業法が改正されると、「店舗型電話異性紹介営業」としてテレクラが規制され、利用者が減少。
テレクラは、「男女が出会う場として利用されるお店」として世に知られるようになったのです。
20年ほど前に大盛況
1986年に、別冊宝島で「テレフォンクラブ(テレクラ)」が紹介されたときは、新宿や渋谷に100件ほどのお店がありました。
1990年代には、全国各地に広がり、繁華街を中心に地方にも流行。
女性はフリーダイヤルで電話することができ、レディースコミックの広告や街で配られるティッシュから番号を知った女子中高生がいたずらでかけることもありました。
しかし、インターネットが一般化され、出会い系サイトが普及すると、大盛況だったテレクラは徐々に衰退していったのです。
店舗型|時間制で個室にある電話機を使用
時間制で個室を借り、そこにある電話機を使用して女性との会話を楽しむのが、店舗型と呼ばれるテレクラ。
昔の店舗型テレクラの個室は広くなく、パソコンや漫画などの設備はありませんでしたが、今では漫画喫茶のような設備を持つお店も。
男性は、個室に設置されている電話が鳴るのをひたすら待つことに。
店舗ごとのシステムとして、店員が女性からの電話を順番に男性客に回すシステムと、電話が鳴ったら早い者勝ちで受話器を取り女性と話せる「早取り」というシステムが。
しかし、早取りのシステムは、東京都などの一部の自治体の条例で禁止されていることもあります。
無店舗型|ツーショットダイヤルと呼ばれるサービス
店舗型と違い、自分からいつでもどこでも電話をすることのできる無店舗型は、ツーショットダイヤルと呼ばれるサービス形態のテレクラ。
無店舗型が出来た当初は、男性がNTTの情報料金課金回収代行サービス「ダイヤルQ2回線(通話料を除いて1分100円の情報提供利用料金)」から電話して、女性と会話を楽しんでいました。
その後、ダイヤルQ2も規制対象になると、システムを次々と変え、スマホやIP電話に対応するように変化。
今では熟女や人妻、SM、スカトロなどのマニアック向けのサービスもあります。
今でもテレクラは存在するの?
現在運営している実店舗は全国で9件
2020年現在、運営している実店舗を調べてみたところ、全国で9件のテレクラ店を確認!
2018年には、まだ27件あったのですが、衰退の一途を辿っているようで非常に残念ですね。
いつかは消えてしまうかもしれない実店舗に、足を運んでみるのは貴重な体験になるかも。
東京にある実店舗リンリンハウスのシステムと料金
日本最大と言われていた実店舗型の「リンリンハウス」も閉店ラッシュが相次ぎ、今や池袋西口駅前店と日暮里店の2店舗に。
池袋西口駅前店は、豊島区西池袋1-13-8第3ビル1~3Fにあり、日暮里店は、荒川区東日暮里5-50-10第1ビル1Fにあります。
システムは、いずれもフロント取継制で、個室にある電話を使用。
各部屋にTVやパソコン、DVDが備え付けられており、女性からのコールを待っている間もAV鑑賞をして楽しむことが可能。
基本料金は、1時間で2,100円で、3時間になると外出自由で4,100円。
特に、池袋西口駅前店は個室シャワー完備で、人妻と会える確率が高いとか!
インターネットの普及により無店舗型が主流
女性との会話を楽しめるテレクラは、一見、衰退していってしまっているような感じですが、インターネットが普及し、無店舗型が主流となり、再び盛り上がりを見せています。
スマホの内蔵カメラを利用して、女性の顔を見ながら会話ができるようにもなり、テレフォンセックスしたい男性たちや、実際会って肉体関係を持ちたい男性たちが無店舗型のテレクラを支持。
料金は、スマホやパソコン、固定電話から無料の会員登録をして、ポイントを購入するというのが一般的で、1分100円~150円ほど。
初回特典として、無料ポイントがもらえることが多いため、お試しで使ってみるものアリです。
目的別のダイヤルでいつでもどこでもかけられる
ツーショットダイヤルと呼ばれる女性との会話を楽しむものが一般的ですが、無店舗型では、伝言ダイヤルというものがあり、女性からの伝言を聞いてから会話することも。
事前に、どのような女性か分かると、実際会える確率も高くなる傾向が。
店舗に出向く必要がないため、電話できる環境であれば、いつでもどこでも楽しめるのが魅力。
電話番号によって地域はもちろん、「若妻・お姉さん」「熟女・奥様」「SM・マニア」「テレSEX専用」といったマニアックな目的別ダイヤルも用意されています。
テレクラを使用する目的とは?|楽しみ方とテクニック
女性とエッチな会話で盛り上がる
テレクラを使用する醍醐味は「テレフォンセックス」で、女性とエッチな会話で盛り上がること。
家にいながら、さくっとセックスの疑似体験ができるお気軽さが人気の理由。
ムラムラしたときに、普通にひとりエッチするのは虚しいなと感じたときにもテレクラを利用すれば、20分ほど楽しんだとしても3,000円程度の低予算で欲求不満を解消できます。
テレフォンセックスには、普通のセックスにはない魅力が多く、ハマる人も続出。
テレフォンセックスの楽しみ方
テレフォンセックスでは、相手の肌に触れるなどの感触が味わえない分、言葉のやり取りで楽しみます。
まずは、女性のプロフィールを紐解いていきましょう。
「今日は何をして過ごしていたの?」「最近いつエッチしたの?」「どんな体位が好きなの?」と少しずつゆっくりディープでエッチな話に持ち込んで、相手の声や息遣いを感じて興奮を高めていくのがポイント。
自分が女性を攻めているイメージを、ひとつずつ言葉にして、女性を誘導することが大事。
フィニッシュした後は、即電話を切ることなく「気持ちよかったよ、ありがとう」と感謝を述べて次に繋げるようにするといいですね。
気が合えば会って遊ぶことも
目的に分かれている電話番号だからこそ、話したい年齢層や性的趣向の合う人と話すことができるのが無店舗型のテレクラの魅力。
テレフォンセックスではなく、会ってセックスしたい男性は、会話の中で自分との相性を確かめてみましょう。
テレクラに電話してくる女性の中には、単に暇つぶしでかけているケースもありますが、会いたいと思わせるように話を持っていくことでアポイント率はぐっと高まります。
女性も、何かしらの期待を持っているため、気が合えば会って遊ぶことも不可能ではないのです。
会うための会話テクニック
会うための会話テクニックとして、一番大事なコトは相手の話をしっかり聞くこと。
いきなり、下ネタを言ったり、会いたいことを直接的に話すのは避け、女性の愚痴にも付き合うくらいの余裕が必要。
女性は、自分の話をちゃんと聞いてくれる男性に対して、徐々に警戒心をなくし、会ってもいいかなと思えるようになるもの。
そして、少し自分のプロフィールを盛って話すことも、会うための会話テクニックとして有効。
お金持ちアピールや、イケメンアピールなどは、会ったときに大ウソにならない程度で会話に盛り込むと良いでしょう。
テレクラを利用するときの注意点は?
サクラや美人局もいることがあると知っておく
テレフォンセックスを楽しみたい時には、相手がサクラであっても困ることはないかもしれません。
女性を「時給5,000円!話すだけの簡単なお仕事です」と勧誘し、テレクラに電話してくる男性の相手をさせるケースも。
素人の女性より会話に慣れているため、女性がサクラでも問題なければ、そのまま続けるのもアリ。
気を付けたいのが、外で会うことになったとき、女性が美人局のケース。
会う約束をして、いざホテルに行こうと思ったら、男性が現れてお金を請求される最悪の状態になる危険性もないとは言えません。
こちらの話も充分聞かないまま「会いたい」と言ってくるような女性には注意が必要。
テレクラには危険なサクラや美人局もいることを覚えておきましょう。
料金をあらかじめ調べて高額請求に気を付ける
店舗型のテレクラは時間制のため、決められた料金を払うだけで楽しむことができます。
しかし、無店舗型のテレクラは、ポイントを事前に買ってその分の通話時間を楽しむことに。
ポイントの事前購入では、時間が来ると使用できなくなるため、会話が盛り上がっていたとしても途中で中断されたり、有効期限内にポイントを使いきれなかったりしてしまいます。
使った分だけを後から請求されるシステムの場合は、無駄はなくなりますが、使いすぎてしまい高額請求に繋がるケースも。
また、ポイントはクレジットカードなどで簡単に決済出来てしまうため、気付いたら使いすぎていたということも充分あり得ます。
料金はあらかじめ調べておき、高額請求されないように注意しながらテレクラを利用することが大事ですね。
援助交際希望者や未成年とは会わない
テレクラに電話をかけてくる女性は、男性と違い年齢確認や身分証の確認などがないため、素性を隠すことが簡単に出来てしまいます。
ワリキリ(援助交際)で会いたいと言ってくる女性は、残念ながらかなりの確率でいます。
相場はホテル代別で1万円から1.5万と言われています。
女性の年齢も、電話だけでは実際確認することができないので、未成年であるケースも。
会うことで、お金を求められるような場合は、断って電話を切るのが無難。
援助交際希望者や未成年と会わないことを徹底すれば、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険性が下がります。
セックスするときは性感染症をうつされない対策を
テレクラで話して、実際に女性と会えてセックスまでできるのは、ラッキーなコト。
千載一遇のチャンスに浮かれてしまう男性は多いもの。
さらに、女性が「生でいいよ」と言ってくれたら、舞い上がってしまいがち。
しかし、テレクラで出会った女性の素性が本当はどうなのか調べようがありません。
もしかすると、性病持ちかもしれないし、最悪エイズをうつされてしまう可能性も。
テレクラで会った女性とセックスするときは、性感染症をうつされないようしっかりコンドームを使用し、リスクを回避することが重要です。
まとめ
店舗型が主流だったテレクラも、今は無店舗型となり、盛り上がりは衰えていません。
むしろ、利便性が高まったことで、利用者は増加傾向にあると言えます。
普段なら会うことのない女性との、未知なる出会いが待っているテレクラは、魅力がたっぷり。
これからテレクラを楽しみたい人は、まず無料ポイントがもらえる優良なテレクラでお試しをしてみるのも良いですね。
あなたに、素敵な出会いがありますように!
執筆:Miki Shimada