「拘束プレイ」というとノーマルなセックスとは違って、特殊な性癖の人がするものだと思う方もいるかもしれません。
人間の心理として、少なからず持っているのが「相手を支配したい」「独り占めしたい」というような独占欲。
その欲を満たしてくれる「拘束プレイ」はSMプレイをしたことのない人でも気軽に取り入れやすく、刺激的なセックスをすることができるのです。
拘束プレイとはどういったものなのか、ご紹介いたします。
「拘束プレイ」とはどういうもの?
相手の自由を奪ってセックスする方法の一つ
「拘束プレイ」とは、物理的に相手の自由を奪ってセックスする方法の一つです。
特殊なやり方や、決まった方法はないので、気軽に楽しめるSMプレイと言えるでしょう。
身近なものを使って、相手を拘束することで、お互いの欲が満たされ、セックスのマンネリ化を防ぐことも。
主従関係を持つSMプレイ
「拘束プレイ」は主従関係がはっきりしたセックスです。
相手を支配している、相手に支配されているということが客観的に分かることで、お互いの興奮度がアップ。
信頼関係も必要となるプレイなので、親密度を上げるのにも効果的。
SMプレイの中でも、初心者が取り入れやすいのも特徴です。
拘束プレイの楽しみ方
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拘束される側
拘束されるのは、相手に支配されたいMっ気のある人にオススメ。
自由を奪われることで性的興奮を持つ人は、受け身で甘えん坊な女性に多いです。自分が動けない状態で気持ち良くしてもらうことで、いつも以上に愛されてると感じられます。
男性の中にも、実は拘束されたいと思っている人がいます。いつもはリードしてくれる彼を可愛く思えるのも新鮮ですね。
拘束する側
拘束するのに適しているのは、相手を支配したいSっ気のある人。
相手の自由を奪うことで、独占欲や支配欲、征服欲を満たしたいと思う男性は多くいます。動けない相手に対して、自分がリードしなければならなくなるので、内面的には思いやりのある優しい人だったりします。
男性を支配してみたい女性は、プライドが高く寂しがりな傾向が。そんな女性の支配欲を満たすこともできるのも拘束プレイの魅力ですね。
目隠しをするとさらに燃え上がる
拘束プレイと相性が良いのが「目隠し」です。
視覚を奪うことで、拘束されている側は感覚が冴え、敏感になるので気持ち良さがアップ。
さらに拘束している側の支配欲をさらに満たすことにも適しています。
目隠しは、特殊な道具を使用することなくできるので、拘束プレイをより刺激的なものにするために試してみるのもいいですね。
拘束する場所|拘束プレイの楽しみ方
【手かせ】手を縛る
最初は、相手の両手をつかんで動けなくするだけでもいいでしょう。これなら道具も必要ないですね。
慣れてきたら、ネクタイやタオルを利用して縛ってみましょう。頭よりも上で縛ったり、後ろ手に縛ることで胸がさらけ出され羞恥心を高める効果が。
SMグッズとして手錠や手枷が販売されているので、一緒に選ぶのも楽しいですよ。
【足かせ】足を縛る
足を縛るためには、少し長いひもやロープが必要になります。
M字に足を縛る場合、膝を曲げた状態でふくらはぎと太ももをくっつけて足首から少し上の位置で固定します。
細いひもやロープだと跡が付きやすいので、タオルを巻いた上から縛るのも良いです。
SMグッズとして見た目にも興奮間違いなしのボンテージテープや足かせが販売されていますよ。
【首輪】首を縛る
首を縛るといっても、締め上げるわけではありません。
首輪などを付けるのは、肉体的な拘束というより精神的拘束の意味合いが強くなり、征服欲がより満たされます。
使用するのは、安全を考慮して専用の首輪を使用するようにしましょう。マジックテープで簡単に脱着できるものであれば初心者でも使いやすいです。
ペット用の首輪は人間には合わないことが多く、危険を伴うので注意が必要です。
ロープを使った緊縛・拘束プレイ
緊縛は、縛り方が特殊で血流なども考慮しなければならず、上級者向けのSMプレイです。
拘束プレイは。相手の自由を一部奪うだけで成立するので取り入れやすく初心者向け。
一般に市販されているロープは麻製やナイロン製のものが多く、手に入りやすいのですが、跡がつきやすいというデメリットが。
拘束用には、綿製のロープがオススメ。跡がつきにくく縛りやすいですよ。
ベッドや柱に縛りつける
ベッドのフレームに手や足を縛ることで、完全に相手の動きを封じることができます。
柱に縛りつければ、相手を立たせたままでのプレイも。
見た目にも支配欲が満たされますが、縛られた姿を眺めて視姦するのもお互いの興奮を高めます。
自宅では難しい場合でも、ラブホテルのSMプレイルームを使用すれば、本格的な拘束プレイを楽しめます。
椅子に縛りつける
椅子に座らせて、手を後ろで縛り、拘束するといつもとは違った視点で相手の姿を見ることができます。
さらに足を開いてフレームに縛るか、M字開脚で縛ると相手の羞恥心をさらに煽ることが。
あまりにも激しいプレイや、相手が気持ち良さでよがった時に、バランスが崩れてしまうと倒れてしまう恐れがあるので、怪我には注意しましょう。
拘束プレイで使うものは何?
身近にあるネクタイやタオル
手を縛るのには、身近にあるネクタイやタオルを使用することができます。
ネクタイならある程度の長さがあるので、手を縛るのも楽ですし、目隠しにも使えますね。
タオルは、ボディータオルやスポーツタオルなど少し長さのあるタオルを使用するのがオススメ。
初めての「拘束プレイ」や拘束具を購入することに抵抗があるカップルには、まず身近なもので試してみるのも良いですね。
日用品で使うヒモやロープ
ヒモやロープは、段ボールや雑誌を縛るために常備している人も多いのではないでしょうか?
日用品で手に入るヒモやロープは、細かったり弾力性がなかったりするので、跡が付きやすいデメリットがありますが、タオルの上から縛ることで跡を付けずに縛ることが可能。
食い込んで痛みを感じる場合もあるので、加減をしながら拘束しましょう。
途中でずれてきてしまった場合は、縛り直すこともお忘れなく。
大人のおもちゃ屋で売っている拘束具
カップルで入りやすい大人のおもちゃ屋さんがたくさんあるので、2人でどんな拘束グッズがあるのか見に行ってみるのも良いですね。
アダルトショップに抵抗があるカップルには、通信販売を利用するのもオススメ。
安全性に優れているもの、跡が付きにくいものなどを選ぶと良いでしょう。
専門的な拘束グッズは視覚的にも興奮できるように作られていることが多いので、自分たちに合ったグッズを見つけることができるはず。
拘束プレイで注意することは?
お互いの同意のうえで
拘束される側と拘束する側、お互いの同意のうえでプレイすることが大切。
合意を得ないまま拘束してしまうと、相手に恐怖心を与えてしまったり、嫌われてしまう原因に。
拘束される側も、相手が拘束プレイを望んでいないと気持ちが冷めてしまうこともあるので、どんな拘束プレイをしたいのかお互いに話し合ってからするのがベストです。
危険を伴わないように
拘束されている側は、自分で身動きを取ることが出来ません。
バランスを崩してしまったり、強く縛りすぎて血流を止めてしまったりすると、思わぬ怪我や痛みを引き起こしてしまう可能性も。
相手を気遣い、危険を伴わないよう配慮して楽しむようにしましょう。
跡が残ってしまうことも考える
洋服で隠せない場所に、拘束した跡が残ってしまうと周りの目が気になってしまいます。
そのため、縛るものや縛る強さの加減をして、跡が残らないような対策を取りましょう。
もし、跡が付いてしまったら、ぬるま湯に浸かってマッサージをし、冷たい水とお湯を交互にかけることで血行が良くなり比較的早く跡を取ることができます。
相手が嫌がることはしない
拘束プレイにおいて、もっともNGな行為は自分本位なプレイをすること。
常に相手を気遣い、縛った場所が痛くないか、態勢が辛くないか確認することを忘れずに。
相手が嫌がる素振りを見せたときは、途中でも拘束を解くことも必要です。
お互いが楽しめない拘束プレイは、信頼関係の崩壊にも繋がるので相手が嫌がることは絶対しないようにしましょう。
「拘束プレイ」まとめ
「拘束プレイ」は、比較的ライトなSMプレイなので初心者でも取り入れやすく、やり方を間違えなければお互いの快楽をより高めるセックスをすることができます。
専門的な道具を使用しなくても楽しめますし、2人の信頼感を高めたり、マンネリ化を防いだりとメリットも多いのが特徴ですね。
注意点を守って、自分たちに合った拘束プレイを楽しみましょう。
執筆:Miki Shimada