withのプロフィール画面には男女ともにざっくりと年収を表示する場所がありますが、withに登録している男女の会員はどのくらい年収があるのでしょうか?なんとなく検索画面から各年収を検索してみるも、実際のところはどうなのかはわかりませんよね。
年収が全てとは決して言えませんが、検索をする時にちょっと気になっちゃうのもやっぱり年収。
そこで今回は男女それぞれの立場から、withに登録している人の年収を徹底的に調べてみました!この記事で挙げている統計資料は2019年2月9日時点の超最新データですので、これからwithを始めてみようという方もどうぞご参考にしてみてくださいね!
withの年収について
withプロフィール年収の設定方法
まずはwithのプロフィールでどのように年収を設定できるのかを説明します。
このスクリーンショットで提示したように、年収の設定範囲は以下の通りです。
- 「未設定」
- 「200万未満」
- 「200万円~400万円」
- 「400万円~600万円」
- 「600万円~800万円」
- 「800万円~1000万円」
- 「1000万円~1500万円」
- 「1500万円~2000万円」
- 「2000万円~3000万円」
- 「3000万円以上」
以上のようにかなり細かく分けられています。ちなみに他のマッチングアプリでも年収を設定するところがある場合、このように分けられていることが多いですね。
この中から自分の年収に当てはまるものを選ぶ訳ですが、あくまで自己申告です。
with検索条件の年収設定方法
では、お相手を選ぶ条件に年収を加える場合の設定方法です。
検索範囲は自信で自由に設定することができます。例えば「600万円~800万円」、「1000万円~3000万円」などといったように。上限か下限どちらかを「こだわらない」に設定すると、年収を設定していないユーザーを含めたすべての会員が抽出されます。
ここでひとつ疑問が。
withの年収検索において、「未設定」+「200万円未満」+「200万円~400万円」+「400万円~600万円」+「600万円~800万円」+「800万円~1000万円」+「1000万円~1500万円」+「1500万円~2000万円」+「2000万円~3000万円」+「3000万円以上」=全ての会員数ということになるはずですよね?
果たして未設定と全ての年収の項目を足した数は全会員数と本当に一致するのでしょうか?
試しに一致するか検証してみた!
年収を設定している人は、下記の通り400,580人でした。
試しに、プロフィール検索で設定できる年収範囲の会員数を調べてみると、下記のような結果に。
結果は731,650人。あれ、ちょっと多くないですか?では、総数が一致しないのは何故でしょうか。
会員数が一致しない理由は?
何故なのか詳しく調べてみると、次の年収で抽出できる会員数を除くと、概ね年収を設定している人の会員数400,580人に一致することがわかったのです。
731,650-340,700=390,960となるので、概ね「200万円未満~3000万円以上」の人数である400,580人と一致します。つまり、プロフィールで詳細な年収を記載していないのにも関わらず、何故か以上の年収に該当する人が二重に計上されているのです。
withに登録している人の年収を的確に表示させるには?
未設定者は何名?
年収の未設定者を算出するには、「こだわらない」で検索表示される会員数から、「200万円~3000万円以上」でヒットしてくる会員数を引けば出てきます。
すると、未設定者は「647,950-405,830=202,120」人であることがわかります。すると、概ね下記のデータが実際に近い数字であると思われます(多少の誤差は判明不能)。
こうやって見ると前に挙げたデータと全然違いますよね。
男性会員の年収別割合を表にしてみた!
未設定者が多いため何とも言えませんが、この表を見る限りでは400万円~600万円がボリューム層と言えます。ただし、これがあてになるとは限りません。というのも、仮に実際の年収が300万円台でも400万円~600万円で登録している男性会員も多いからなのです。
300万円台だと、200万円~400万円のクラスに属してしまうので、年収でお相手を検索するような女子にはあまりよく思われないですし、検索でヒットされる確率が低いと言えます。そのため、男性は特に年収を盛って登録する傾向にあります。
女性会員の年収別割合はこう!
女性は未設定者が多いため、登録している女性の大まかなボリューム年収がわかりません。女性は自分の年収は大して気にしないものの、男性の年収はかなり気にする傾向にあります。だからこそ男性が年収を盛って登録しているのでしょうね。
また、女性の年収は200万円未満~400万円が一番多いですが、これは若年女性の年収が男性と比較して低いという社会情勢をもろに反映していると言えますね。また、200万円未満~400万円の層にはパートやアルバイトをしている人が多く含まれていると考えられます。
したがって、大卒で一般企業に就職した女性は「400万円~600万円」と登録している人が多いのではないでしょうか。
官公庁の統計資料から20代の年齢を考察
民間給与実態統計調査
民間給与実態統計調査とは国税庁が毎年実施している調査で、小さな事務所から大企業までを対象に「どのくらいの給与を支払ったのか?」という統計を取っているものです。これはかなり面白いので、暇なときに国税庁のホームページを見てみるのも良いかも。
国税庁HP「民間給与実態統計調査」 https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2017/minkan.htm
相手の属している業種から年収を推測
国税庁の発表している業種別の平均年収は下記の通りです。
あまりにも業種の幅が広すぎるので、これはあくまで参考程度にとどめておいてくださいね。
ちなみに人気のインターネット関係会社は「サービス業」に該当します。サービス業の包括する業種が幅広いので何とも言えませんが、20代が多く勤めている業種として多いのはサービス業と言えるでしょう。
業種別は年齢を反映させていないので、その業界での平均的な給与としてしか見ることはできません。したがって、20代の若手社会人がどのくらい給与を貰っているかと言うと、上の年齢別統計データになります。だいたい400万円台が多いですね。
withの年収は参考になるかも
withの登録者も400万円代が多いので、あながちwithの年収も間違いではないかと思われます。ただし、相手の業種などによってその妥当性は異なります。
どうしてもお相手の年収が気になるのであれば、ズバッと年収を訊くのは憚られますので、あくまでさりげなくお相手の業種や仕事内容などを聞いてそこから推測してみても良いかもしれませんね。
マッチングアプリwithに登録している年収は参考程度にとどめておくべき
withのプロフィールでは自分の年収を設定できますが、そもそも年収の幅を設定しているレンジがおかしいので正確な年収を反映させていません。
さらに、源泉徴収票などの提出をもって運営側が確認した年収ではなく、自己申告制なので相手の設定した年収を信用するしかないという不確かさです。
それに、自分に合うお相手かどうかは年収だけではわかりません。年収だけを見て気に入ったお相手が本当の年収を設定しているとは限りませんし、これから真剣に恋愛を始めようとしているお相手を決める条件としては、自己申告でしかない年収設定はあまりにも頼りないものです。
実際withに限らずマッチングアプリ全体で、ちょっと高収入男性が多すぎるんじゃないの?と思ったことのある女性も多いのではないでしょうか。それって多分年収を盛って設定している人が多いからですよね。
ですからただ単に年収だけではなく、性格や趣味など様々なプロフィール項目を見て自分が気に入ったお相手が見つかったなら、withにおける年収設定はあくまで参考程度にしておきましょう。
絶対にこのぐらいの年収の人と付き合いたい!それ以外はどうでもいい!という人はきっと、性格診断が人気のwithにはあまりいないでしょうから。
人の性質はプロフィールを見ただけわからないものです。誰にでも読めるプロフィールだけではなく、お相手の本当の姿を知ることができるよう、まずはメッセージのやりとりを重ねてみてはいかがでしょうか。そうすればきっと、素敵なお相手に巡り逢えるはずです!