結婚したくて思い切って始めた婚活。
1回や2回で成功するとは思っていなかったので毎日婚活アプリで相手を探しながら連絡のやり取りをしつつ、週末は婚活パーティーに参加する生活。
しばらくはやめずに継続してみるもののやればやるほどにうまくいかなくなっている気がする。
マッチングの数は減り、デートの数も減り、カップリングしても連絡が返ってこない。
こんなんで本当にうまくいくのかな…
次第にやる気が起きなくなり、挙句にパーティーの予定を入れることはなくなり連絡も返信しないままフェードアウト。
もうやめようかな。
自分にはきっと無理なんだ。
実は、このようになってしまう人は「婚活鬱」と呼ばれています。婚活に前向きな人に限って多く、特に女性が悩まされています。
婚活鬱は病気です。病院では専門外来が置かれるほどに深刻になっています。気付いてからでは遅く、そうなる前にケアが必要です。
婚活鬱になりやすい人とはどんな人か、婚活鬱になる原因、そしてその対策をこの記事では紹介致します。
少しでも思い当たる節がある人は是非参考にして下さい。
どんな人が婚活鬱になるのか
婚活に焦っている人
年齢的にも残された時間が少なく、早く結婚しなくちゃ!と焦っている人は、焦りで自分のことを客観的に見ることができておらず、周りに焦っていることが伝わっていることに気付かないため、どんどん悪い方へと向かってしまいます。さらに焦れば焦るほど自分を見失ってしまうので負の連鎖が続き、投げ出してしまうのです。
真面目な人
真面目な人は物事を真剣に考えるため、単純に疲れてしまいます。その疲弊が積み重なり、ストレスを抱え、自分では気付かないうちに鬱病になっていた。なんてことがあります。婚活だけに限らず仕事などでもそつなくこなせてしまうため、まかされることも多く、業務が増えすぎてしまうのに断ることもできずキャパシティオーバーして、精神的疲弊により鬱になってしまう人もいます。
優しすぎる、お人好し
相手のペースに合わせることのできる優しい人は色んな人に振り回されることや、嫌われることを恐れ、婚活では相手についていくような姿勢になります。自分の意見はその人の気分を害してしまうなどと思ってしまい、いい顔をし続けます。結果自分に嫌気がさしてしまい、人との交流を避けるようになります。お人好し過ぎても損をすることが多くなってしまうのです。
原因
がんばりすぎ
婚活女性の多くは自分を良く見せようと無理をしていることがほとんどです。たくさんの人との交流、無理な婚活スケジュール、自分磨きのための過度なダイエットなど、今の自分以上に自分を見せようとすると力が入ってしまい、どうしても疲れてしまいます。それでも走ろうとすると体が拒否反応を起こすようになり、心も蝕まれてしまうのです。
思いこみが激しい
婚活の進め方は人それぞれあると思いますが、1人ずつ進めていこうとする人は、相手を真剣に考えようとするあまり、気にしなくてもいいようなことまで気にし、思いつめるようになってしまいます。
そして相手からも少し重いなと感じられてしまい拒否されると、自分はここまで真剣なのに何故?とまた1人で考え込み、次に進むことができなくなってしまいます。
自信がなくなる
失敗が続くと人は次も失敗すると思い、次の一歩を踏み出せなくなってしまいます。婚活でもなかなかいい人に出会えず、やっと出会えても長続きしない、そんなことが何度も続けばそれは辛いものです。徐々に自信がなくなり、自分には結婚なんてできないと思うようになるのです。
原因がわからない
婚活は相手とうまくいかなかった時やカップリングしなかった時は、何が原因だったのかは教えてくれません。かといって自分で考えても、はたして本当に自分のどこが悪かったのかは分からないもの。自分では頑張ってアピールしたつもりなのに、評価されないとなると原因も分からず拒否されることが続き、どうすればいいか分からずやめてしまう。ということもあります。
解決策
婚活からいったん離れる
婚活の日々が続くと、それまでの自分を見失ってしまいがちです。思い切って婚活をいったん止めて、自分の好きなことや、やりたいことをやることで気持ちのリフレッシュになり本来の自分の姿を取り戻すことができます。
気の済むまで休むのがいいかもしれませんが、人によっては婚活を再開するのが億劫になってしまう人もいますので、1~2ヶ月と自分で期限を決めて、そこまでは婚活を一切忘れて思う存分自分の時間を満喫しましょう。
誰かに相談する
自分の課題とは自分では気付きにくいもの。友人や家族に相談すればあなたを客観的に見てくれるので自分では気付かなかった反省点が見えることが多いです。その際に厳しい意見を言ってくれる人がいるかもしれませんが、決して反論はせずに心で受け止め、改善すべく努力しましょう。
条件を絞る
婚活女性の多くは相手を条件で選ぶことが多いです。特に「勘違い」などと言われているのは、自分の容姿やスペックに見合わない条件をしており、いつまでも理想の男性に出会えない人のことです。たしかに条件は大切ではありますが、それだけで結婚しても幸せな生活を送ることはできません。必ず相手との性格や価値観の部分でぶつかり、離婚を考えるようになります。
条件は自分にとって必要なものだけに絞りましょう。どうしてもここだけは譲れないという条件以外は白紙のままで挑めば、条件に縛られない自由な婚活をすることができます。
肩の力を抜く
「よしこれから婚活だ!」 「今日こそ理想の相手を探す!」
そう気張っているとうまくいかなかった時に非常にショックを受けます。不思議なもので
欲しいものって欲しい時には手に入らないのに、無意識な時に限ってばったり出会うものなんですよね。婚活も同じで、絶対にいい男を手に入れる!となっている時よりも、出会えたらラッキーくらいの気持ちでいる方が出会えたりしちゃうんですね。気張っていないありのままの自分で臨むことの重要性が分かりますね。
いい意味で期待しない
いい人がいると思っていていなかったり、カップリングが成立すると思っていてしなかったり、デートを楽しみにしていたら大したことなかったり、これからの期待とは比例せず目の前で起こること、出会う人はだいたい期待外れ…なんてこともよくありますね。前向きなのはいいことなのですが、期待をしすぎるとうまくいかなかった時のショックが大きいです。いい意味で期待はしない方が失敗した時はとても気楽です。気の持ちようではありますが、もしうまくいったらそれは大喜びしていいと思います。
まとめ
婚活鬱はどんな人にも起こり得る病気です。ただこれは一生懸命に婚活に臨んだ結果ですから決して悪いことではありません。むしろ他の人よりも努力をしているのですから自信を持っていいのです。少しだけ気持ちを変えれば、すんなりうまくいくことだってあります。考えすぎず、あなたらしくやってみることです。
もしも本当に不安になってしまったら病院にいくことをおすすめします。安心して下さい。誰もあなたの敵ではありませんから、気軽に相談してみましょう。